不動産業界

常に「住宅は今が買い時」と。

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常に「住宅は今が買い時」と。(15.04.05) 毎月、毎年、どのタイミングでも、「住宅は今が買い時です」と言われます。新築マンションや住宅展示場は「売ること」のみが仕事ですから、毎日毎日「買い時、買い時」と何年経っても、いつでも言っています。 毎月、毎月、作成されている「住宅は今が買い時」シリーズの資料を見ていると、確かに書いてあることに間違えはない。 不動産のプロである私でさえ参考にするくらい、今が買い時の理論を構成する内容をてんこ盛りに掲載している。これを、たまたま見に行った人ならば、あ、買い時なんだ、と思っても不思議ではありません。 さらに、思い立ったら吉日、という考え方であれば、思い立った時が買い時になる。 新築マンションのモデルルームやハウスメーカーの住宅展示場に行くということは、なにかしらの興味なり事情があって、購入しようと思い立ったからでしょうから、訪れる人みんなに「今が買い時」と連呼しても正しいのかもしれない。 確かに、買い時の理論も、行動的にも間違ってはいないのだろう。 しかし、毎月のように買い時を連呼されると、小心者の私は、結局、いつでも買い時なんだから、今月買い時と決めつけるのはうそではないかと考えてしまう。 これが、不動産仲介の立場になった場合、どうなるでしょうか。 住宅を買おうとしている人には、今が買い時であると伝え、住宅を売ろうとしている人には、今が売り時と伝えているのではないか。 それでは、住宅を売って、新しい住宅を買おうとしている人(住み替え)には、どのように伝えているのか。研修が充実している大手の会社で営業トークなどを学んだことがない私にはわかりません。 それこそ、思い立ったら吉日、程度のトークしかできない。もしくは、損得ではないとでも言おうか。 本来、買い時であるなら売り時ではないはず(不動産も市場と考えれば)、逆も然り。 買い時であれば買って、売り時になったら売って、売った後は賃貸か割り切れるくらい予算を抑えて買うか、そして、買い時になったら買う。このような流れが不動産市場からのダメージを受けにくい。 「休みも相場」という言葉があります。バブル期に売って、現金化し、デフレ下で現金価値を維持し、そこになったら買えば、結局、同じ住宅を持つゴール時点での現金残高が変わる。 日本全体が上昇するという高度成長期、バブルはもう来ないのだから、景気、市場の浮き沈みと上手に付き合うことが必要になる。※不動産業者も それにしても、毎月、毎月、買い時になるよう営業されているのを見ていると、慌てなくてもいいんだなと思います。 [cc id=42 title=”下部バナー”]